ハローワークについて

先月末、退職しました。初めて行ったハローワーク、職業案内所についての私の印象です。
 ハローワークはさながら、総合病院とマンガ喫茶の混在というのが第一印象でした。まず視界に飛び込んできたのは、ブースで仕切られた中に置かれているパソコン。そこに多くの失業された方たちが座り、操作をしていました。インターネットやネットワークゲームを楽しんでいる姿に映りました。入り口を入ると、「総合受付」と天井からつるされた看板の下に受付カウンターがあり、そこにも疲れ切った顔色の中高年者や、失業の不安の欠片も感じられない笑顔の若者らが並んでいます。カウンターには診察券等を入れるような箱がありました。管理上やスムーズな事務を考えるとやむを得ないのでしょうか、私は、まるで「失業病」という病を患った患者のような気分になります。ただ、挨拶など話しぶりを聞いていると、ホテルのフロントスタッフを思い起こさせる応対でした。病院のようなハード面とのギャップに、過去に事務的すぎた対応が問題となり、対応方法を改善したのではないかと勝手な想像をしたくらいです。
 さて、私の失業の手続きを聞くのが目的ですから、番号管理されながら、案内を待つことになりました。とにかく、人が多いに改めて驚きます。あえて病院に例えるなら大繁盛というところでしょう。それだけ、様々な事情により職を失った人がいるということでしょうか。順番が回ってきて、ブースへと案内してもらいました。ここでも、丁寧な応対で「お客様」という扱いで、親身になって話を聞いてもらうことができました。
 その後、端末機を使った求人閲覧をしようと思ったのです、数十台あるブースは満席。しばらくここでも待つことになりました。15分程度待ったでしょうか。しかし、まだこれでもいい方です。担当者を通じた職業相談・紹介コーナーは番号にして30番以上の待ち時間表示がされていますから、どれだけ待つことになるか、考えただけでもゾッとします。とはいえ、自分もこれから、こうした中にどっぷり浸かると考えると、ゾッとするどころか憂鬱な気分です。早く、この「失業治療病院」を退院して、仕事にありつかなければと願うばかりです。